イタリアへ興味のある人へ贈る、情報発信ブログ

イタリアマニアの私が食、旅行情報、なんでも書いていきます。

中世の面影が色濃く残る【サンジミニャーノ】塔の街

フィレンツェから南へ。

 

トスカーナ白ワインで有名なこの街。

サンジミニャーノ

 

San gimignano

 

アクセス方法としては

Firenze⇨Poggibonsi⇨San gimignano

という風にPoggibonsi(ポッジボンシ)という場所での乗り換えが必要です。

 

Firenze⇨Poggibonsiはバスでも電車でも行くことができ、

 

バスの発車場所はフィレンツェ・サンタ・マリア・ノヴェッラ駅の西側にあります。

 

私は過去2回、サン・ジミニャーノを訪れていますが、

実は車で行ったこともあります。

 

トスカーナドライブもいいもんです。国際免許お持ちの方は是非。

 

そしてサン・ジミニャーノの街並みはこんな感じ。

 

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12〜14世紀の建物を今も大切に残しているこの地区は

1990年に世界遺産登録されました。

 

ここに住んでいた貴族たちは、権力の象徴として塔を建てました。

より高い塔を建てた方が、より権力があるものとされ、

権力争いのように、全盛期には70本もの塔がこの旧市街には建っていたとのことです。

今では塔は14本。 

 

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また、旧市街の少しはずれに行くと、こんなのどかな風景が。

治安はだいぶ良く、フィレンツェの雑踏が嘘のように感じます。

 

さてさて、サン・ジミニャーノでのミッションといえば…

 

ミッション1

まずはここでジェラートを。

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全て手作りのジェラート!

ミラノでの大会でチャンピオンを獲得したこともある、超有名店!

 

どの味にしようかは迷いますが、Champelmo(シャンペルモ)はおすすめです。

近郊で採れた白ぶどう「ヴェルナッチャ」から作られたシャンパンと、ピンクグレープフルーツの味!

イタリアで有名なグルメ専門の雑誌などを出している出版社(ガンベロロッソ)から、最優秀賞を受賞したものです。

 

そしてそして、、、

 

ミッション2

ヴェルナッチャ・ディ・サン・ジミニャーノ🍾

サン・ジミニャーノといえばこの白ワインですね。

バールやリストレンテで絶対に飲めるので、是非注文してください。

フィレンツェ より安く提供してくれるところがほとんどかと思います。

 

最後に

ミッション3

cinghiale(チンギアーレ)、イノシシ!です。

街中を歩いていると、よく目にするのがイノシシの剥製。

なんといのイノシシ料理が有名なサン・ジミニャーノ。

イノシシの生ハム、煮込み料理など様々です。

 

 

 

食もワインも、景色も。

3拍子そろっているこのトスカーナの小さな街。

個人旅行でも観光しやすいかと思いますので、おすすめです😆

 

ヴェネチアから日帰りできる洗練された世界遺産の街【ヴィチェンツァ】

ヴェネチアから電車で1時間もかからない、ヴィチェンツァ

 

Vicenza

はい。すごく日本人的には発音しにくいですね。

 

ここはオーストラリアで出会った友人が住んでいる街。

彼は私にずっと「俺はヴェネチア出身だ」といっていたのですが、

よくよく聞いてみると、

ヴェネチアの近くのこのヴィチェンツァに住んでいるとのこと。

 

きっと彼がいなければ、この街には行っていなかったかもしれません。

 

でも驚くほど印象的な滞在で、

訪れることができて、本当に良かったです。

 

1950年頃に始まった、イタリアでの急速な経済と工業の発展。

そのときから「イタリアで最も裕福な街」と言われるようになりました。


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このヴィチェンツァを一言で表現するなら

洗練された街

 

裕福だと言われている理由は行ってみればすぐに分かりました。

 

街全体が白を基調とした建物でほとんど統一されており、

イタリアの他の観光都市のようなざわつき感は全くない。

道ゆく人は素敵な服に身を包み、

通りすがりの男性は皆、いいスーツをビシッと着こなしている。

 

パリが洗練された街だと評されることは多いが、

ここヴィチェンツァに滞在した私からすれば、

パリよりももっと、

シックで気品があって、

昔の面影をたくさん残しているはずなのに、

古臭さが全くない。

 

まさに「洗練された」街。

 

私のそのヴィチェンツァに住んでいる友人は

どちらかというと

日本で言えば大阪出身のような、

そんな楽しい奴だったので、

彼がこの街出身だったことには少し驚きました。ゴメンw

 

でも彼の仕事に対する姿勢や

仕事の内容などを聞くと、

すごくすごくしっかりとしている。

 

あーーーー、

きっと彼の環境がそうだったんだな

と。

 

この街は旧市街全体が世界遺産に登録されている。

歩いているだけでおとぎの国に迷い込んだような

そんな印象。

 

北イタリアを巡っていて、いつも思うのは、平和だなー、ということ。

 

観光地にいけばスリはいますが

しっかり気をつけていれば大丈夫。

ちなみに私は一回もイタリアで怖い目にあったことはないです。

 

次はいつか、マリートと一緒にヴィチェンツァを訪れたいと思ってます。

 

 

mapを見ずに散策するのが楽しい水の都【ヴェネチア】

イタリアの4大都市の一つであり、100を超える小さな島々から成り立つ。

 

数々の映画やドラマの舞台となる、水の都

ヴェネチア。

 

観光客の多さはフィレンツェにも負けない、

むしろヴェネチアのほうが多いのではないかというくらい、毎日観光客で溢れ帰っています。

 

世界各国から来ますもんね。

 

そう。

ヴェネチアのような都市は他にはない。

 

アジア人が多いよなー、みたいな都市ってよくあるじゃないですか。

でもヴェネチアはそうじゃない。

アジア人もいるけど、欧米人観光客もすごく多い。

 

観光客は皆、ここに何かしらの憧れとか想いを持って、来ている気がするんですよね。

 

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ヴェネチアの観光には、地図を見ないのがいい。

 

や、地図見てもいいですよ、でも、なんか路地をぐるぐる歩いているうちに、自分はどこにいるのか、まったくわからなくなるんです。

迷って、迷って、、、それがだんだん楽しくなってきて。

 

知らないうちにまた路地に迷いこむ。


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この数百メートル先には観光客がわんさかいて、道を通るのも大変だということは全く予想ができない。

 

誰もいないなーとぼーっと歩いてたら、急に人がわんさか現れてきますw

 

でも、そんな風に、観光客が多いヴェネチアだからこそ、地元民の暮らしもしっかり守られていてほしいな。

 

海を見て、物思いにふけって、一人センチメンタルになっていた4年前。

 

それをすべて、美しい思い出にしてくれたヴェネチア。

 何年後か、何十年後かわからないですがまた訪れたい。

それまで水没しないでね(涙)

 

そう、水没の話。

ニュースなどでは割と取り上げられるから知っている人も多いと思いますが、

あまりそれに対する対策などはないらしい。

(計画はあるようですが、あまりまだ現実的な話ではない)

 

どちらかというと、

水害との共存をヴェネチアの人たちは選んでいる。

 

ピザ屋は、床上浸水のまま営業をつづける。

 

本屋だって、浸水があるからといってゴンドラやバスタブに本を陳列して、いざという時に慌てないようにあらかじめ準備をしている。

 

そして、そんな時でもヴェネチアの人たちはみんな笑顔。

 

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美しく綺麗な街、

そしてきっと、住んでいる人はものすごくバイタリティがあるに違いないと思うわけです。

 

 

あ。

ヴェネチア放浪中の、ベストショットはこちらです。⬇️

素敵なご夫婦❤️

 

30年後に、この感じ、目指していきたいな。


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イータリー東京での楽しみ方

前回ブログで少し触れたイータリー。

EATALY

 

Eat と Italy を掛け合わせてできた、トリノが本店のイタリア高級フードマーケット。

 

日本でいえば、

関西ならイカリスーパーといった感じでしょうか。

(関西人なものですみません。東京実はまだあまり知りません。💦)

 

EATALYの企業理念は

Eat, Shop, Learn

 

ということで、

食材をそこで食べることもできるし、もちろん買い物もできる。

そしてその食材についての学びも楽しめる。

 

チーズを少し味見させてくれたり、ワインの試飲、よくやっていらっしゃいます。

 

(イカリスーパーにはこのような部分はないですね)

 

日本には今は東京にしかなく

🇮🇹日本橋三越

🇮🇹グランスタ丸の内店

の2店舗。

 

グランスタ丸の内店は、東京駅構内にあり、2店舗のうちだと、こちらの方が大きい印象です。

 

レストランも併設されており

(あ、2店舗ともレストランは併設されているようです)

この間はそこでランチしてきました☺️

 

前菜
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とピザ🍕

(すいません写真撮り忘れました)

 

そしてフリット
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え、美味しいやん。

 

この併設のレストランで食べて気に入ったパスタなどがあれば、

EATALY店内で購入もできるとのこと。

 

カフェスペースも別にあり、

バリスタさんがその場でコーヒー入れてくださいます。

ここで美味しいエスプレッソ飲めます☕️!!

 

cayo88.hatenablog.com

 

そして駅構内に面しているチョコレートのスペース。

その一角にカンノーロバーなるものが存在します。

 

カンノーロ

ご存知でしょうか?
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これ。

 

シチリアの伝統的なスイーツです。

 

ラードか植物油で揚げた、小麦粉ベースの生地の中に、

甘みをつけたリコッタチーズが入ったお菓子。

プレーンのリコッタチーズも美味しいですが、ピスタチオフレーバーやチョコレートフレーバーのものもあったり、お店によって様々です。

 

EATALYのカンノーロバーにも4種類だったかな?

味を選べるので、食べ比べしてみてください。

 

シチリアは暑い地域なので、

俗にいう「ドルチェ」よりも揚げ菓子の方が保存がきいたため、

カンノーロが伝統菓子となったようです。

 

 

ちなみに、EATALYグランスタ丸の内店で食べたカンノーロ、

本場シチリアのカンノーロより美味しく感じたのは私だけでしょうか(笑)

 

 

まだあまり日本ではEATALYが認知されていない気はしますが、

私は東京に住んでいるということもあり、

イタリアが恋しくなった時によく気分転換しに行っています😋

 

【ジェノバ】おすすめレストランとおいしい情報!

そして今回ジェノバで泊まった宿も載せておきます。

 

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旅行の時は、基本的にはB&Bを利用することが多いです。

ここは観光地ど真ん中で、すぐ街に出れて、

スタッフのお兄さんも親切で、部屋も清潔。

そして冷蔵庫の中のもの、コーヒー、紅茶など全てFreeでだいぶありがたかったです。

 

色々回っってて、ジェノバはまたいつか行きたいと思っています。

その時もここ泊まれたらなーとか思うくらい、

何も問題がない、素敵なB&Bでした!

 

 

そして、レストランですよね。

 

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ここはホテルのスタッフさんが教えてくれたのですが

老舗のジェノバ料理店。

 

 

注文したのは以下2品。

 

PESTO    €11

FRITTURA  MISTA  IMPERIALE    €22

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メニューはこれが全部ではないですが、こんな感じです。

あ、英語の写真つきメニューも見せてくれました。

写真で選ぶ方がたぶん楽です。(笑)

 


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で、えーっと…

やっぱり…

 

港町で食べる魚介料理は絶品!!!

 

しかも、このフリット、ボリュームあるんですけど、

おいしくて食べちゃいます。

 

店内は地元客もたくさんいて、活気があって、ローカル感も味わえるので、

私はこーゆーレストランって好きだな。

 

あとペストね。

日本ではジェノベーゼという方が馴染みがありますが、

イタリアでは「ジェノベーゼのペーストを使っているパスタ」という意味合いで

PESTO

と言う方が多いです。

 

 

あ、ちなみにここ、できたら予約していくか

早めの時間にいくことをおすすめします!

(たぶん席うまります)

 

 

そうそう、そして、滞在中少し時間にも余裕があったので

イータリー

にも立ち寄りました。

 

イータリー。

知ってる人は知ってるかな?

イタリアの高級フードマーケット。

本店はトリノにあります。

 

 

そこでゲットしたロイ社のPESTO

 

日本に帰ってきて早速使いましたが、もう、このペースト単体で美味しいの。
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ロイ社は創業100年のイタリアの食品メーカー。

日本にも東京にイータリーがあるので、そこでもこのペスト、販売されていました。

 

 

私はまずは王道の食べ方、フェットチーネにたっぷりの粉チーズと絡めて食べましたが、他の料理にも応用できそうなので、

残りは違う食べ方で楽しもうかなと思っています。

 

 

余談ですが、東京のイータリーも最近の私のオアシスであり、

結構よく遊びに行っています。

 

 

そんな日本で感じるイタリアレポート

 

東京のおすすめイタリアンや、イタリア料理レシピの提案などもできたら楽しいかな、と思いつつ。

 

最近はブログネタを考えるのも楽しみになってきています😁

 

 

 

イタリア【ジェノバ】観光

今回はイタリア北部の、

イタリア最大の貿易港

 

ジェノバ

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最大の貿易港というだけあって、

イタリアが発展していく中で、

とても重要な役割を担う都市。

 

その昔はフィレンツェと勢力を並べるほどの大都市でした。

 

今ではイタリアの4大都市には数えられてないですが、フィレンツェに住んでいるイタリア人から言わせると「ジェノバは本物だ」というのです。

 

でもこれは行ってみて分かりました。

 

観光地化されすぎていないけど

すごく活気がある。

 

そして

ジェノバにいったら絶対やってほしいこと。

 

ドゥオモを拝む

魚介料理とジェノベーゼをたべる

教会、王宮をみる

 

です😊

 

ではまず

ドゥオモを。

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聖ロレンツォ大聖堂

 

これ晴れてる日に見たかったな😭

白黒の縞模様のファサードって、わたし何故かすごくひかれるんです。

 

ちなみにね、このドゥオモ、左右の塔の高さが違うんです。

 

本当は左右対象シンメトリーに建設する予定だっけど、予算オーバーで、左側の塔が短くなってしまったそうなんですよね(笑)

 

予算は大事!うんうん!

 

ドゥオモのファサード前ではライオンがお出迎えしてくれます😊

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珍しいなぁ、と思い、何故ライオンなのか少し調べてみたんですが、謎は解けず。。。

分かるかたいらっしゃったら教えていただきたいです🙌


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美しいジェノバのドゥオモは中には無料で入れますので、是非中にも入ってみてくださいね😊

 

そして次回はジェノバのおすすめレストランをご紹介🙌

 

参考になれば嬉しいです😊

【イタリア】のカフェ=エスプレッソ

おはようございます。

今日はコーヒー飲みましたか??

 

 

エスプレッソって、日本ではどれだけメジャーな飲み物でしょうか??

 

イタリアの朝

イタリア人は皆、バールでエスプレッソを注文します。


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バールはこんな感じのとこ。

 

イタリア人は朝は甘い食べ物だけ食べて、軽く済ませます。

そしてエスプレッソをくいっと飲み、風のように立ち去る。

 

日本人みたいにあまり朝ごはんに時間をかけません。(笑)

 

ちなみに、イタリアで「カフェ」とは「エスプレッソ」を意味します。

 

「Un café per favore」ウンカフェペルファボーレ

 

と言ったら濃いエスプレッソが出てきます。

 

 

シドニーに住んでた時、

イタリア人カップルとルームシェアしてたんですが、

その時の彼は、

エスプレッソに溶けきらないくらいのブラウンシュガーを入れて、

よくかき混ぜて飲むのが、一番うまいんだ」

と自慢げに話していました。

 

 

でも本当にそうなんですよね。

 

私はブラウンシュガーを入れて、

よくかき混ぜてエスプレッソを飲み、

溶けきれずに残ったブラウンシュガーを

スプーンですくってカリカリ口に含むのが好きですwww❤️

 

でもイタリア人も同じことよくしてますからねwww

 

 

 エスプレッソの発祥はナポリ

 

 

イタリア人が「un café」にかける情熱は素晴らしいもので

 

知り合いのイタリア人はシチリアが故郷なのだそうですが、

そのお父様が

「よし、今日は本場の美味しいエスプレッソを飲みに行こう」

と思い立ち、

フェリーと車でナポリまで行ったんだ

というエピソードを話してくれたことがあります。

 

 

それくらいまでして、美味しいエスプレッソを飲むということは

イタリア人にとって素晴らしく価値のあることなんでしょうね。

 

私はそーゆー情熱、結構好きです😊


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もしエスプレッソをのんだことがない!と言うならば

 

カフェラテやアメリカンコーヒーではなく、

エスプレッソに挑戦してみるのもいいのではないでしょうか😄